LinkedIn DevelopHer Hackday

6/30 – 7/1にかけて行われた、LinkedInのDevelopHer Hackdayというイベントに参加してきました。私のチームはMuniMobile(現在SMS通知機能は使用できません)という、サンフランシスコを走るバスMuniの到着をSMSでお知らせするアプリを作り、2位に入賞しました!2位の賞品として、チームを組んだ@ddbraz@heylaurakellyと一人一台、見事iPadをゲットしました!ちなみに1位の賞品はMacBookAir、3位の賞品はAmazonのギフトカードでした。LinkedIn太っ腹!全体として、とてもよくまとめられたイベントで、おみやげも多く(Tシャツ、ヨガマットなど)、参加費は無料。参加者全員の満足度は非常に高かったと思います。

DevelopHer Hackday イベント全体の流れ

土曜の11時am開始で日曜の11時am終了の24時間で何かアプリを作り上げる開発イベントで、今回は、DevelopHerともある通り、参加者は女性に限定されていました。

参加者は土曜朝10時頃からチェックインが出来、その場でチームを作ります。もしくは、チームはその前から作ることも出来ます。アイデアもその前から考えることが出来るのですが、コーディングだけは開始時間の11時になるまで開始できません。今回はテーマは特に無く、もちろんLinkedInのAPIを使ってハックしてもいいですし、使わなくてもOKでした。

チームを組んだら、とにかく開発!もちろん毎食・軽食・飲み物は全てLinkedInが用意してくれるので、開発だけに集中できます。女性限定Hackdayということもあり、途中カップケーキトラックが来たり、みんなでヨガをしたりと、かわいいミニイベントもたくさんありました。夜は泊まりこみもOKで、シリコンバレーのオフィスなのでもちろんシャワー完備。ベッドにもなりそうな特大ビーズクッションも複数個あり、寝袋持参の人もいましたが、私はこのビーズクッションで仮眠しました。ちなみに、私は3時間ほど寝たので貫徹した人が何人くらいかは分からないのですが、おそらく10人ほどは私が寝る前も起きた後もアクティブに動いていたと思います。

日曜の11時amまでに、アプリ概要を書いたスライド一枚を所定のGoogle Docsに提出してチームとしての審査への登録完了です。最終的に参加者は100人近く、チームは合計19個(1チーム1-8人)となりました。審査は、

  • 19チームを3グループほどに分け、別室に分かれ審査員(LinkedIn従業員)4-5人の前で一次審査
  • 全員が収容出来る大きな会場に移り、一次審査通過チーム10チームを発表
  • 10チームが4人の女性特別審査員(SlideShareのCEOなど)の前で最終審査
  • 1位、2位、3位を発表、賞品が授与

といった流れでした。審査の基準は、公式HP曰く審査員が”wow”となるような作品。他にも、このZDNet記事では、シンプルな問題に対してのベストな解決策と書いてありました。私のチームの勝因も、サンフランシスコに住んでいる人なら誰でも「いいアイデア!」と思うような着眼点だったと思います。その他、ファイナリストや入賞作品はここから見れます。1位のチームは、LinkedInと連携したキャリアプラン作成アプリで、アイデアや完成度も1位にふさわしいものだったと思います。

Hackday 感想と MuniMobile について

「ハック◯◯」と名がつくものにはこれまでも参加したことがありましたが、本格的にチームを組んでどっぷり開発するような数日に渡るハッカソンはこれが初めての参加でした。チームもなく知り合いもおらずぼっちな状態で土曜の朝10時頃にはもう着いてしまい、開始までたっぷり1時間チームを組む余裕がありました。アイデアはなかったので、どこかのチームに入ることが目的でしたが、ビビリということもありなかなか人に話しかけることも出来ずにその辺を彷徨っていました。そんなところ、ちょうど他のイベントで知り合った方に声をかけてもらい、フロントエンド要員としてチームに入れてもらうことにしました。

今回は本当にチームに恵まれました。また、アイデアがシンプルで既に固まっていたので、みんな「後は実装して形にしよう!」という雰囲気があり、一つ機能を実装したらハイタッチ!といったように非常に楽しく実装できました。また、チームメンバーみんなハッカソン初心者だったのですが、**「動く一つのアプリを作ろう!」**という目的をみんなで最後まで持ち続けたこともとても良かったと思います。

途中、例えばログイン機能を作ろうとしたのですが、ログイン機能を作るとサービスとしては良くなるけど、時間がかかるしシステムも複雑になる、一貫して動くものを作るという目的を忘れないでいよう、ということでログイン機能はつけないことにしました。これは非常に良い決断だったと思います。結果、ログイン機能が無くても十分に見栄えの良いシンプルなシステムになりました。

私達も、動くものがきちんと出来た達成感があり、しかも賞までもらえて、とても充実した二日間となりました。なんと、メンバーが通っているプログラミング学校のHackbright Academyから、使用しているTwilio APIについてスポンサーが貰える可能性が出てきました。Twilioは、SMS通知に使っているAPIなのですが、ここが開発者用アカウントを利用しているためにSMS通知機能が限定した電話番号でしか動かず、正式サービスとしてローンチ出来ない状況でした。しかし、ここをスポンサーしてもらえるなら、正式サービスとしてローンチ出来ます。また週末に集まってちょっと作り込もうと言っていて、とても楽しみです。

日本の最近のハッカソン事情はあまりよく知りません、日本でもこんなハッカソンがあるととてもいいなと思いました。

ではでは